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KAIS

Kouda Adult Intelligence Scale

​◆本検査の存在意義

医療系IQテスト(WAIS等)は測定の中心をIQ100とし大多数の人の知能を多角的に測定することを目的としています。一方、時間的な圧力が少ない状態で最大出力を測定する検査項目は、実施方法の都合上存在していません。

KAISは時間的圧力の少ない状態で「非常に高い推論能力」(以下高域知能)を正確に測定することを目的として作成された知能検査です。その意味で医療系IQテストを補完する役割を担うと考えられます。

知能指数が低い人と同様に、高すぎる人も社会生活の様々な場面で困難を感じている場合が少なからず存在します。高域知能の測定はその原因を知る一つの手がかりとなるでしょう。

◆対象となる能力:定義
本検査では「推論能力:少ない情報から隠された法則性を見つけ出す能力」を検査対象能力と定義しています。そのため、WAISの下位項目の一つである「行列推理」に着目して作成されています。

◆予想される結果と展望
WAISの結果との相関関係が予想される。
WAISの高域(3σを超える)に関しては相関が弱まる(WAISの限界)現象が見られるかもしれない。
上記2つの結果が観測された場合、高域知能の測定における本検査の有用性、並びに必要性が証明される。

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