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心の美醜

 「人間は美しいものしか愛さない、たとえそれが毒をもった花であろうと美しければ愛す!」-オロカメンー

人は容姿の美醜には敏感だが、心の美醜については鈍感である。

 

心は容姿より醜くなりやすく、その変化は自分では気付きにくい。

私は容姿のメンテナンスはサッパリだが、心については醜くならないようにとても気を使っている。なので毎日保湿やパックをする女性の気持ちが良くわかる。

他人(ひと)に意地悪をしても、悪意を持って傷つけても気にならない人は一定数存在する。その様な人はいくらイケメンでも美女でも全く魅力的ではない。

社会的に目上の者に媚び、目下の者を奴隷のごとく扱う。そういった人間はかなりの数存在する。悲しいことだ。よくよくメンテしておかないと、この砂漠のような社会ですぐに心はカッサカサ、無頓着マダムの踵状態。

一方、相手のことを気にしすぎるのもどうかと思う。他人にどのように思われるのかが気になって行動できない人も多い。

その気持ちは理解できる。そんな繊細すぎる人へ。

日本では「他人に迷惑をかけちゃだめだ」と習う。でも私はインドの
「他人に迷惑をかけずに生きられるわけがないのだから、他人に迷惑をかけられても許してやりなさい」という教えが好きだ。

許す行為は美しい。

心の美醜に気を配って、常に美しい心でいられるように毎日お手入れしていれば、そのままの心、つまり「すっぴんの心」の状態でウロウロできるのだ。これはとっても楽なことである。

心をペロペロしたいくらい、ぷるっぷるのピンク色に保ちましょう。

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