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鼎(かなえ)

【鼎】

鼎とは中国古代の器物の一種。3本脚の重い器です。

・「知識・論理」
・「情緒」
・「感覚」


私は、この3つをどれも等しく大切だと考えています。

 

そして、3つのバランスが悪いと醜くなってしまいます。

周りの人のことを考えてください。

 

理詰めで人を追い込む「情緒」や「感覚」の欠けた人は居ませんか?

その日の気分に周りを巻き込む「情緒」偏重型の人は居ませんか?

合理的でない行動をとる「感覚」偏重型の人は居ませんか?

 

どれか1つでも欠けると美しく無くなってしまいます。

 

大切なのはバランスです。


なぜ、殊更に「等しく」大切であると主張するのかというと、現代社会が「知識・論理」に偏重していると感じるからです。


「知識・論理」は誰からも理解されやすく、評価しやすい性質を持つためだと考えられます。誰が言い出したか不明で変な日本語ですが「見える化」しやすいのです。※顕在化というべきだろうか。

 

しかし、「情緒」や「感覚」は見えにくいですがとても大切なのです。

 

大切なことなのでもう一回言います。

 

人は、見えること、理解しやすいことに意識が向きやすい。

しかし、見えにくい「情緒」や「感覚」も等しく大切なのです。

 

これらは意識しないと錆びついてしまいます。

気付かずに錆びつかせていませんか?人間としての尊厳を失っていませんか?

 

私は常に感動を求めています。いや、求め過ぎています。
自分を満足させることに対しては殆ど(完全に)変態の域に達しております。

 

感動し「情緒」を満足させましょう。
五感を研ぎ澄まし「感覚」を鍛えましょう。

 

私の場合、今は「映画」や「本」「音楽」そして「日々の家族との生活」に感動をいただいております。

 

柔術をすることで野性の「感覚」を磨いております。

 

ご飯を味わい、夕方の空気をクンカクンカ嗅ぎます。

 

朝、天気がいいときは出勤時に少し遠回りして歩きます。
そして蒼い空を感じます。


「感覚」を意識して使うと涙がでるほど気持ちいい瞬間があります。
完全に変態です。でも、大切なことなのです。

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